ジェネーヴァのミュージアムショップ Van Kleef  -Den Haag-

ジンの発祥の地をご存じでしょうか? イギリス? いえいえ、実はオランダなのです。ジェネーヴァ(Jenever)といいます。

17世紀中頃、ドイツで生まれ、オランダで活躍した医師シルヴィウス教授がライデン大学の医学教授だった頃、植民地での熱病対策として利尿効果のあるヒノキ科の常緑樹であるジュニパーベリー(セイヨウネズ)で薬用酒を開発したという説があります。(もっと前から存在していたという説もあります)

この新しいお酒は薬用としてだけではなく、爽やかな香りのお酒として広まり、イングランド王として迎えられたウィリアム三世(オラニエ公ナッサウ伯)と一緒にイギリスに持ち込まれ、イギリスで爆発的な人気を呼びます。名前もジェネーヴァから短くジンとなり、イギリスから世界に知られていくようになります。

そんなジェネーヴァを筆頭に、昔ながらのリカーショップがハーグにあります。名前はVan Kleef。ここは、ショップだけではなく、昔ながらの蒸留器や樽などを展示しているミュージアムでもあります。

創業は今から170年以上前の1842年。リカー、ビターなどを製造する蒸留所から出発し、お店を併設して、自家製のジェネーヴァ、輸入アルコール品を売っていました。ハーグで最後の蒸留所として1986年、その役目を終えます。そして1995年、自家製のアルコールの製造も続けながら、ハーグの蒸留所はショップ兼ミュージアムとして再オープン。中心街からちょっと離れていますが(元蒸留所なら納得です)、昔ながらの雰囲気にひかれて人々がやってきます。

木目のカウンターにいろんなボトルがずらずらー。ジェネーヴァは若いものから、3年、5年もの、トウモロコシ、ライ麦のジェネーヴァなど原料別と、さまざま。また、16世紀頃のジェネーヴァといわれるオランダでも古いスピリットKorenwijn(トウモロコシのワイン)、ヴァニラの香りの甘い卵リキュールAdvocaatなど、オランダの伝統的なリカーもあります。

試飲付きのツアー(最小4名から)もやっているので、アルコールからオランダの歴史を眺めてみるのも一興。まったく残念なことに私は飲めないのですが、それでも店の雰囲気、昔の蒸留器や木樽、レトロな瓶など、旅心がくすぐられるポイントがたくさんありました。小瓶も売っているので、お土産にひとついかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016-03-28 | Posted in Van kleef, すきなお店No Comments » 

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