郊外の運河沿いランチ MaMa Kelly -Den Haag-

夏、カフェのテラス席でランチを食べるのはオランダらしい過ごし方です。実際、天気がそんなによくなくても雨が降っていなければ、テラス席はいつも人で賑わっています。さぞかし混んでいるのだろうなと、店内に入ると、ガラガラということもよくあります。というか、ほとんどそんな感じです。みんなおそとが好きなんですね。

テラス席が運河沿いだったらパーフェクト。運河を行き交うボートや停留しているボートを見ながら水辺の開放感を身体で感じる。本当に気持ちがいいです。

運河沿いのレストランというのは、運河が通っている都市ならどこにでもありますし、いつも人気ですが、最近はさらに一歩先をいくレストランがトレンドになっています。それは、中心街から少し離れた運河沿いにある倉庫や工場などを改装したレストランです。運河は物資を運搬するために作られたので、必然的に運河沿いにはウエアハウスのような倉庫や工場がよくあります。その倉庫が役目を終え、しばらく放置されていたのですが、地方政府がそういった忘れさられていた場所の再開発にのりだし、目ざとい若者が動向をキャッチして個人オフィスを設立し、その兆候を目ざとく感知した飲食業がおしゃれなレストランを作り、おしゃれなに敏感な人たちがわざわざ出かけていってランチやディナーを楽しみ、さらに知名度があがり……。と好循環を繰り返し、今は流行スポットとなっているのです。

Den Haag HS駅から3キロほど離れたところにあるMaMa Kellyもそんなおしゃれ運河沿いレストランのひとつ。施設は、1921年に創業された会社のタバコ工場でした。なかでも60年代、創業者が持ち込んだキャバレロのタバコはオランダ国中で大ヒットしたそうです。レストランになっている建物はボイラー施設だったそうです。

店内はレストランとカフェに分かれています。

 

がらんとした空間が引き立つインテリア。さすがデザインの国、オランダです。

 

料理は、ビストロを名乗っていますが、ランチに関してはオランダらしいメニュー。つまり……。パンだらけです!

ランチ時、パンかサラダじゃないメニューを探すのは、ほとんど不可能に近いと思うようになりました。

ランチしている人たちも、ちょっとおしゃれなビジネスピープルがほとんどです。レストランは押しなべて高いというか、日本のように牛丼・回転すしからカフェランチまでという幅広さがありません。ランチのためにレストランへというのは、日本よりも「わざわざ感」が高いそうです。東京でいうと、表参道や銀座でランチしましょというような心持でしょうか。そしておしゃべり&雰囲気が「食べる」と同等、あるいは優先される感じがします。

あ、決してまずい!といっているわけではありません。もちろんパリパリしたタルトフランベ、チーズクロケットもおいしかったです。ただ、ここでしか食べられないという特徴を打ち出しているメニュー構成ではなく、運河&工場施設&テラスという雰囲気をひっくるめてのおいしさで、それを楽しみに人々が集っているのだと思います。

 

 

 

 

2016-07-08 | Posted in すきなお店No Comments » 

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