教会フリーマーケット Kerk rommelmarkt

ある夏の日、ぽーる丼が片手に何かの紙をもって、目をきらっきらさせて戻ってきました。

「明日、教会でフリーマーケットがあるよ!」

紙はフリーマーケット開催を知らせるチラシでした。そのエリアの人が集うこぢんまりした教会のようで、インターネットではなく街でのちらし配布だけが情報源です。

小さい頃の家族のアクティビティはフリーマーケットだったぽーる丼によると、教会でのフリーマーケットはお宝ゲット率が高いそうです。家庭から放出されるいらない、使わない物でフリーマーケットは成り立っているわけですが、教会の場合は、みなさん、やはり信心が働くようで、よりいい物を寄付する傾向にあるそうなのです。

ぽーる丼は早速「明日、ハーグの教会でフリーマーケットあるよ。行く? 行かない?」と勢い込んで姉に電話していました。

で、当日。そぼ降る雨で9月初旬だというのに震えあがる寒さです。行く気がなえる私にかまわず「チャンス。逆に人が集まらないかも! スタート30分前には着いてないと」と興奮するぽーる丼に、なかばひきずられるようにして現地に赴きました。

げ、すごい。すでに人垣ができている。列に並ぶ人を見回すと、おぢおば、ご近所さんにまぎれて目つきがするどい人々もけっこういます。この道のエクスパートに違いありません。教会のドアが開きました。物品めがけてなだれこむと思いきや、みなさんお行儀よくしずしずと入場。さすが大人の国、オランダです。

教会内は洋服、本、インテリア、食器、雑貨、靴などにきちんと区分けされています。どれどれ、まず品定め。テーブルに並ぶアンティーク調のソルト&ペッパー入れや食器かわいーなーと眺めている横で、バンバン買われていきます。一巡して戻ると、すでにめぼしいものはなくなっていました。買っている人は迷いなく手をだし、他のエリアに寄らずさっさと帰っていったので、間違いなくプロです。さすが。わかっていらっしゃる。

私はイラストにひかれて、1958年発刊の沼地と小川の生き物小図鑑、オランダ全土のサイクリングコースを網羅したガイドを買いました。2つで5ユーロ。

教会フリーマーケットは、品物だけではなく、すべての人に門が開かれている教会らしいやさしい雰囲気が好きです。

 

教会はシンプルな作りだったので、多分プロテスタントです。信者でも、信者でなくてもフリーマーケットというお題目のもと、教会に集まり、ぺちゃくちゃとおしゃべりを楽しむ。まちの寄り合い所としての機能があるのかなと思いました。

 

 

 

 

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