怪奇モビールの館 ヒエロニムス・ボス・アートセンター Jheronimus Bosch Art Center

Jheronimus Bosch Art Centerはデン・ボッシュの中心街からちょっと外れたところにあります。かつての教会を改装してアート・センターとしてヒエロニムス・ボスの作品を展示しています。ヒエロニムス・ボスは名前だけしか知らなかったのですが、せっかくデン・ボッシュまで来たのだし、行ってみることにしました。

受付にいる善良そうな白髪のおばあちゃんは英語が上手に話せないようで、アジア人出没にちょっとあせっています。

美術館は規模が小さくても英語でテキパキと応対してくれることが多いのですが、音声ガイドのガジェットをうまく私に説明できないおばあちゃん。最後は私のめちゃくちゃなオランダ語でお互い了解とした感じが、田舎で展開される地元の人とのふれあいに似ていて、どこか牧歌的です。

おばあちゃんに言われるまま上階からスタートします。う~ん、きれいな街並み。

螺旋階段を下りて、各部屋に飾られている作品を鑑賞します。

あ、これ知っている。

どこで見たのか覚えていませんが、一度見たら忘れられない強烈な印象を残す作品です。とはいえ、この施設に展示されている作品はすべてレプリカです。

教会の高い天井からは、ボスの作品を立体化したモビールがぶら下がっています。

一階には、いちばん有名な絵『悦楽の園』が展示されていました。


ヒエロニムス・ボスは、1450年ごろ生まれ、1516年没。ここで生まれ死んだ画家です。幻想的で、人間のこっけいでおろかな部分を怪奇的に描いた作品が特徴です。

スケッチ画も展示されていました。

簡単なスケッチでしたが、その力量、のびやかなタッチに大きな絵よりも感動しました。しかし、かなりヘンテコなものに執着していたようです。お手本にする本などもない時代、どれだけ想像力が豊かだったのかがうかがえます。夜が今とは比較にならない暗さだった当時のほうが、いろんなものが見えていたのでしょうか。と同時に、宗教画が一般的だった時期にあって、怪獣とか怪奇なものにひかれて描かずにはおれない性分に、どこか親近感も覚えるのでありました。

 

 

 

 

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