名物チョコがけボール Jan de Groot     -Den Bosch-

デンボスの名物スイーツといえば、ボシュボルBossche Bol。訳すとボシュ玉。ボシュボルはシュークリームに似るスイーツです。違いは形がチュークリームよりデコボコが少なく、直径がたいだい12cmで統一されており、中はホイップクリーム、そしてダークチョコがけがお約束という点です。

デンボスのカフェならたいていメニューにありますが、本物の味が楽しめるカフェとして有名なのが、駅近くのJan de Grootです。

ショップ兼カフェで、店頭で持ち帰りケーキが各種売られています(行列はそのせい)。店内ではスイーツ各種のほか、スープ、パン、パスタ、パニーニなどランチメニューもあります。

さて、このボシュボルですが、20世紀初頭、デンボスのパン屋さんで、今のボシュボルの前身が売られていたそうです。モールコップというオランダのお菓子に似て、中にはカスタードクリームが入っていたそうです。1920年代ハーグのパン屋さんがホイップクリーム、チョコがけを考案し、それに「ボシュボル」という名前をつけて売り出したのが始まりだとか。地元菓子として人気を呼びパン屋さんが自分たちのレシピでボシュボルを作りました。

1936年にオープンしたグロートさん家のパン屋さんJan de Grootもご多分に漏れず、ボシュボルを「元祖ボシュボル」として売ります。日本でもよく見ますよね、「xxの元祖」「xx本家」「xx発祥の店」というのぼりをあげている店。京都の今宮神社の名物あぶり餅は、「本家」と「元祖」の店が参道をはさんで対面に立ち、客引きに熱い戦いを繰り広げています。

Jan de Grootに話を戻しますと、現在”オリジナルレシピでボシュボルを作る唯一の店”として地位を確立し、いつもお客さんで賑わっています。小声でこっそり言いますが、いったもん勝ちなんですかね。

ダークチョコでツヤツヤと光るその姿、大きさに、甘い物は好きだけど甘過ぎる物は好きじゃない私は思わず身構えましたが、最後までペロッといけました。隙間なくみっちり詰まっているホイップクリームが軽いだけではなく甘みがないので、外型のダークチョコレートの甘みと苦みとよく合い、2つの最強コンテンツをシューよりやわらかな皮がうまく相殺してくれています。街歩きに疲れた体に口福。Jan de Grootでは、ミニとスーパーというサイズもあります。

大きさの割に最後まで飽きずに楽しめたのは、チョコ、クリームの質とバランスの良さによるもの。元祖として名乗りをあげ、今でも行列が絶えないのは、まぐれだけではなく、きちんとこだわって作っているからなのだということに改めて気づくのでした。先ほどの「いったもん勝ち」を撤回します。

 

2016-01-12 | Posted in Jan de Groot, すきなお店No Comments » 

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