ぐるめイモ!その1 Frietwinkel
最近、ハーグはぐるめイモが流行っているようです。普通のパタット屋にプラス付加価値をつけたイモ屋さん。食に淡泊なオランダ人、いきなりグルメに目覚めたのでしょうか。その目覚めのスタートはやっぱりイモなんでしょうか。
知っている限り、ハーグにはぐるめイモ屋が3軒あります。そのひとつ、Frietwinkelに行ってみました。
そうそう、ぐるめイモの条件のひとつは、「おしゃれ」であること、「若者が働いていること」みたいです。Frietwinkelは、Den Haag Centraalの近くにあります。前はカップケーキ屋でした。
- 確かにおされ
店内に入ると…
- クロケットとビタバレンもあります
- 穴にポテトケースをつっこむ!
- 2階にイートインスペースも
- ダークブラウンにシルバーの組み合わせがクールな感じ
どれどれ、ソースは……。マヨネーズ、ケチャップ、カレー、マスタード、ピンダ。定番を揃えていますね。それにカボチャケチャップなるものもあります。タマネギあるいはソース2種攻めだと25セントプラス。
このFrietwinkel、2人の若者男子によって、2014年、ユトレヒトで誕生。フリットフィッツ(自転車の屋台いも屋)も行っているそう。”おいしい”、”オーガニック”、”手作り”、”サステナブル”がキャッチコピー。思いっきりいまどき!と思いましたが、どうして、2015年のAD Friettestで優勝した実力者なのです。AD Friettestとは、ADという新聞紙が主催するオランダイモフライコンテストです。ADではハーリングコンテスト、オリボーレンコンテストも行っています。一極ならぬ一品集中なんですね、オランダ。
今回はマヨではなく、マスタードソースで頼んでみました。
- サイズは小でも小さくありません
まず、ソースが別になっているケースに感心しました。たいていがイモの上にソースどぼがけで、ソースまみれのイモが上層に発生し、下層はソースなしと著しくバランスを欠いてしまうイモ食になってしまうことが多い中、この別ケースは秀逸です。このパッケージはリサイクル紙を使っているそう。
そして、イモはキタアカリのような気味がかかった色で、揚げたイモをさらにローストした感じ。かために仕上がっています。普通のポテトチップスじゃなくて、こだわりの堅揚げタイプといった感じでしょうか。
自分のうちで茹でたイモを弱火のフライパンでじっくりローストするときの味に似てます。つまりイモの味がよくします。そして皮付き。これは好みが分かれるかもしれませんが、私は皮付きイモが好きなので、さらにおいしくいただけました。お値段は小で€2.5、ソース€0.5。
フライポテトは揚げ物なので健康にいいハズはありませんが、オーガニック、さらにサステナブルとくれば、ほーんの少しいいもの、いいことしていると言い訳になる? コンセプトはさておいても、おいしかったです!
- 注文を受けてから軽く塩を振ります