秋の夜長の音楽イベント Bouck’s festival

秋分の日を過ぎてから、急速に日が短くなってきました。朝7時頃でも夜を未だまとった感じで、つい数か月前は明るかった夜7時はすっかりとっぷり夜です。

週末毎にどこかで行われているイベントも完全に室内&芸術系にシフト。この土曜日は16時からご近所のBoekhorststraatで音楽のフェスティバルが行われるというので、夜ご飯をすませて19時頃に行ってみることにしました。

Boekhorststraatは、おしゃれな雑貨や昭和なアンティークショップ、老舗の壁紙ショップ、ポルトガル食材ショップなど、新旧入り混じった不思議な雰囲気があるストリートです。ハーグに長いぽーる丼によると、おしゃれな感じになってきたのはごく最近で、それまではセックスショップやポルノ映画館が幅を利かせる超いかがわしいストリートだったそうです。

ストリート出発点にはDJもでており、いろんな場所でライブが行われているようです。さて、どこから入ろうかな。と、暖かな光がもれている半開きのドアが。

光に誘われ、細い通路を進んでいくと…。

教会でした。Lurhweaw kerkという教会です。村の教会として正式に認められなかったため、教会として表玄関を作れなかったそうです。オルガンコンサートなども行われているそう。オランダに住むパプアニューギニアの人々の聖歌コーラスが行われていました。たった4人のコーラスなるも、反響した声が美しく響きます。

ライブが行われているのは、Boekhorststraatにあるバーやカフェのみならず、ショップもライブ会場として開放されています。

壁紙屋は1879年創業の老舗で、デッドストックなども置いてあるそうです。ロール束の壁紙群をバックに歌うのは、はるばるリンブルグ州からきたバンド。美しいメロディーがRadio Headを彷彿とさせます。

道沿いにはテラス席も出ています。外で過ごすの大好きオランダ人も風が強く、若干雨も降っていたので、どっかり座っておしゃべりする人は少なかったですが、それでも外立ち飲みしています。

 

いかがわしい時代を彷彿させるような奇抜なショップもちらほらあります。

セックスショップの向かいにはポルノ映画館もありました。オランダ昭和のセックスマネキンは今のマネキンと比べ、ふくよかでした。セックスマネキンだからなのか、細いことがGood!な考えが昔はなかったのか…。セックスマネキンに時代の流れを感じるとは。

DIYショップではおやじバンドのリズミカルな音楽にあわせ、おぢ&おばがはじけて踊っています。

ギャラリーと思われる場所では、今夜限り、無料!タトゥーを入れよう!と怒れるバルーン展示がありました。

ごちゃごちゃしたバーカウンターにボトルが並び、若い頃からずーっとカウンターにいたであろうおやじが自分のペースでとりしきるバーもありました。たまり場と呼ぶにふさわしいよどんだ空気様々な人生模様を包み込むこの雰囲気。若い頃通っていた福生のライブハウスとだぶります。ここは、その昔、Krakersのたまり場だったらしいです。Krakersとは空き家に不法侵入して合法的に住む権利を得た人々です。

これからもどんどん暗く、寒くなってくるオランダ。暗い石畳にオレンジ色の外灯が滲み、店や家がぽつ、ぽつと明かりをともす。太陽と青い空は当分おあずけかもしれませんが、この季節だからこその暖かさもあるのだ、としみじみ思ったイベントでした。

 

 

 

 

 

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