アーティチョーク artisjok

異国のスーパーマーケット巡りは楽しいもの。特に生鮮食品コーナーは、なんだこりゃ/レストランでしかお目にかかったことがない/噂には聞いていた食品の宝庫。キュウリ、ナスでかっ! とか、マッシュルームやすっ!とか、いちいち感心してスーパーからなかなか出られません。旅行者だと生鮮に手を出すのが難しいですが、長期滞在人なので色々試すことができます。

夏のある日、いつものようにオランダ中にあるスーパーのアルバート・ヘインXL(大型店)に行ったところ、目にとまりました、アーティチョーク。ピザやサラダのトッピングとして申し訳程度にパラパラとのっかって、味がかすかにわかる程度にしか味わったことがない、あこがれの食材。オランダ語でArtisjok、2つでたったの2.5ユーロ。買うしかない。

さて、どのように調理するのかしらん。インターネットで調べたところ、フムフム、つぼみの先っぽとガクの先っぽを切り、中のめしべやら花びらやらをむしりとり、レモンを入れて30分くらい茹でるとな。けっこう下処理がかかるのね。

で、茹でた後、そのまま食べてもいいんですが、見つけたレシピに従い、オリーブオイルとバルサミコをかけて、さらにオーブンで30分くらい焼きました。

大きなガクの根元のちょーっと盛りあがった部分を歯でしごくのがアーティチョークの食べ方だと思っていましたが、それはプロローグにすぎません。醍醐味は「花托」という花の土台になる部分だったのです。この部分のおいしさといったら。食感はサトイモのねっちり感を宿す細い繊維を束で食べるといった感じでしょうか。かすかに花の香りがして、口の中でホロホロとくずれていく感覚。あぁ、幸せ。若干罪の意識も感じつつ、手を合わせてありがたく味わう感じがユリ根に似ています。

その時期しか食べられない贅沢。来年も手ぐすねひいて待っています。

 

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