アムステルダムゲイパレード   Amsterdam Gay Pride

ある夏の日。アムステルダムに行く用事がありました。行こうとした週末に、アムステルダムではゲイパレード(正式名はゲイ・プライドです)が開かれることがわかりました。友人に聞くと「行ってみなよ!」。私が興味を示すものに大概「アナタも物好きやね」と微妙なリアクションを示すことが多いのに、みんな妙にキッパリ言い放ちます(混んでいるから自分はいかないけどね)。観光者用の形骸化したフェスティバルではないことが、その言い方からわかりました。

ゲイパレードといえばサンフランシスコが有名ですが、オランダも50万人以上を動員し、アムステルダムの混雑フェスティバル2位(1位は国王の日)。どこで、どのように、というタイムスケジュールも把握しないまま、「スリには気をつけて~」という言葉に送りだされ、アムステルダムに向かいました。

駅周辺はいつもと変わらず。駅から10分ほど、中心街に近づくにつれ、ゲイのシンボルカラーがそこかしこに飾りつけられ、通りは人で賑わっています。

建て物もこの日を祝っています。

なんなんだ、このはっちゃけた空気。フェスティバル特有の華やかさ、賑やかさとはまた違う雰囲気です。白状しますと、ゲイ・パレードと聞いて、私は東京ビックサイトのコミケ的なものを想像していました。動員数はケタ違いだが、わかる人だけが盛りあがれる内輪のお祭り。違いました。今日のアムステルダムは、ゲイの人たち、アムステルダム住人、私のように見学しにきた人みんなが祝う日で、自分表明できるの喜びがみんなに伝染しまくっています。性別、人種、国籍、自分をつくるタグをすべてかなぐり捨て、私は私なんだ、自由なんだ! 「生きてるっていいよね!」と誰かれかまわず握手したくなるような喜びに満ちています。

通りが、広場がクラブ化し、重低音のトランスミュージックががんがん、ずんずん腹に響いてきます。

いろんな人がいます。

パレードの目玉はプリンセン運河を走るボートです。なのですが、運河に辿りつく前に、おもしろいものがありすぎです。あまり混雑しているところは好きではないのですが、「すげー」アイテムが多すぎて、すすんで混雑にダイブ。

やっとこさ運河に着くと、幾重にも重なるヒト壁。日本人女性としては若干背が高いほうなのですが、みんなデカすぎて、つま先立ちしても、ぴょんぴょん飛んでも、まったく見えません。

右に左に隙間を見つけてやっと見える場所を確保。おぉー、すげー!!

 

 

パレードが終わった後は、それぞれみんなボートで運河に繰りだします。

一生に1回見ればいい系のフェスティバルではありませんでした。趣向を凝らしたボート、クラブ化した街も圧巻でしたが、何よりも、喜びにはじけた空気感がたまりませんでした。

性別、歳なんて関係ないよネ!自由っていいよネ! 自分っていいよネ!

 

 

 

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